CSO Founder Log #002
東京ビッグサイトで開催されている「NexTech Week 2026 春」へ。 開場と同時に入り、最新技術の波に揉まれてきました。 会場はまさに「AI一色」。でも、ただのAIではなく、今年は明確な変化を感じる展示会でした。

右も左も「AIエージェント」
今回の目玉は何といっても「AIエージェント」のブース。 これまでは「質問に答えてくれるAI」でしたが、今年は「勝手に仕事を進めてくれるAI」へと凄まじい進化を遂げています。
会場を歩けば、どこもかしこも「エージェント」という言葉が躍り、あらゆるツールが自律的に動き出す未来を競い合っている。その圧倒的なエネルギーには、これまでにない時代の転換点を感じずにはいられませんでした。 実際にいくつかのブースで「実務での責任範囲」について踏み込んだディスカッションをしてみると、まだ理想と現実の間で試行錯誤している部分も見受けられましたが、それこそが**今まさに技術が社会に溶け込もうとしている「熱い過渡期」**である証拠。
「すべてを委ねるにはまだ早い」という冷静な判断も、この最前線の熱気に直接触れたからこそ得られた、確かな手応えです。この未知の領域をどう攻略していくか、戦略の練りがいがある非常に面白い状況だと感じました。
「誰でも使える」に凝縮された高収益ノウハウ:キーエンス
エージェントたちが未来を競う一方で、圧倒的な「実利」を提示していたのが株式会社キーエンスのブースです。
彼らのデータ分析プラットフォームは、「ビジネスで、誰でも使える」という極めて明確なコンセプト。驚いたのは、そこにキーエンス自身の驚異的な高収益を支えるノウハウが凝縮されている点です。 「AIアシスト」や「要因ツリー」、そして即戦力となる「分析テンプレート」など、ビジネスの現場ですぐに機能する武器が揃っている。数多くのお客様のデータ活用を支援してきたという実績に裏打ちされた機能群は、地に足のついたAIの活用形として、非常に強い説得力を持っていました。
組織の「らしさ」を武器にする DeNA AI Link の視点
AI活用の可能性をより具体的に示してくれたのが、株式会社 DeNA AI Link です。
彼らが提供する「リーダーズAI」は、単なる汎用AIではなく、企業の理念や戦略、リーダーの思考といった「その会社らしさ」をAI化するというもの。 自社独自の判断基準を学習したAIがチャットツール等に組み込まれることで、社員が常に「トップレベルの視点」で相談・判断できる環境を作る。 「AIを導入して終わり」ではなく、専門家が事業課題に深く踏み込み、「AIでどう勝つか」という戦略まで一気通貫で伴走支援する姿勢は、ビジネス実装における不確実性を共に乗り越える、心強い解決策に見えました。
機密を守る基盤:GDEPソリューションズ(NVIDIAパートナー)
AIを使い慣らすためには、ソフトだけでなく、それを安全・強力に動かす「基盤」も重要です。 GDEPソリューションズでは、NVIDIAの最新GPUや、液冷GPUワークステーション「AquSys」の内容に触れました。
機密情報を守りつつ、自社専用の強力な「筋肉」としてGPUを導入し、LLMやRAGをローカル環境で本格運用する。このハードウェアの圧倒的な進化は、ソフト側の議論を支える確固たる「現実」として、大きな安心感と可能性を感じさせてくれました。
まとめ
今回の視察は、非常に大きな刺激を受ける時間となりました。 加速するAIエージェントの実装や、それを支える強固なハードウェアの進化など、最先端の動向を目の当たりにできたことは、私自身にとって非常に有意義な情報収集となりました。
溢れる情報の波にただ流されるのではなく、自らの目で最新の技術と戦略を確かめることで、今後の進むべき方向性がよりクリアに見えてきた気がします。 さて、今回得た多くの刺激と情報を、どう自分の仕事(CSO)に活かしていくか。じっくりと考えてみたいと思います。
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